引出物会議

引出物は私たちと関わりのあるものや、愛用していておすすめのものにしようと思っています。たとえば、まさやの友だちが作っているものとか、わたし(えり)が取材したものとか。

そして、それらを会場でみんなが自由に選べるようにしたいなと考えています。(まさやは「偶然との出合いって大事だと思うんだよね」と福引にしようと主張していますが、どうしようかな。ほしいものを選べるほうがいいと思うのだけれど。)

ちなみに起源を調べるのが好きなわたくし、「引出物」の起源も調べてみました。

・引出物はもともと、宴席の主が招待客へのお土産として用意した馬を、庭先に引き出して見せたという風習から、「宴の招待客へのお土産」を指す言葉になったと言われている。

・一般的な家庭の結婚式において以前は、結婚披露宴に供された料理の一部を披露宴出席者の家族へのお土産として持ち帰ってもらうものであったが、バブル景気以降に結婚披露宴が次第に華やかになっていく過程で、披露宴の記念品という意味合いが強まっている。

引出物に限らず、結婚式の慣習は当初のものから全く関係ないことにどんどん発展していることが多いなあと思います。「お色直し」もその一つで、もともとは神聖な結婚式を表す白一色の白無垢から、結婚して相手の家に染まるという意味で色打掛に着替えることを示していたらしいです。私たちは、本当にそれは必要なのか?と問いながら日々生きていますが、結婚式においても問いがたくさん出てきて、とてもおもしろいです。

……ずいぶん話がそれました。引出物マルシェ、どうぞお楽しみに。